2009年1月23日、香川衛星KUKAIが宇宙に飛び立った。西日本ではじめての大学で作った衛星だ。親子二機からなる衛星、テザーと呼ばれるひもの伸展、カメラロボットによる衛星撮影、と挑戦的な技術が盛りだくさんの衛星である。
■プロジェクト始動
KUKAIの開発は、香川衛星開発プロジェクトとして2005年1月にスタートした。 |
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| アイデアを創出する大学研究と、信頼性を要求される国家レベルの宇宙開発は、実践するときに大きなギャップがある。そんな中、各地で大学の手作り衛星が出てきた。「人工衛星を作りたい!」という学生が現れ、それなら世界的に誇れる研究テーマである「テザー宇宙ロボット」の実証実験衛星を作ろう!と、プロジェクトをスタートした。 |
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■プロジェクト経過
夢、興味、からスタートしたプロジェクト、テザー宇宙ロボット実験という位置付けが高い評価を受け、いくつかの研究費を獲得できた。しかし、ロケット搭載はチャンスが少なく、大学予算で払える額ではない。そんな中、2006年夏にJAXAからH2Aロケット相乗り衛星公募がはじめられた。当然、応募した。いろいろな大学で衛星開発が行われている中、開発経験もなく後発である香川大学は厳しい状況であったが、2007年5月なんとか選定された。打ち上げロケットが決まったことから、全力で開発を進めた。 |
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■打ち上げ成功
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このようにして、夢からはじまった香川衛星KUKAIは平成20年9月に完成、ロケット搭載のための試験などを経て、12月にH2Aロケットに搭載された。平成21年1月23日、KUKAIは種子島から打ち上げられKUKAI(打ち上げ後の愛称)へと生まれ変わった。打ち上げから100分後KUKAIは香川上空を通過、親子双方からの電波を受信、大成功であった。人工衛星にとって打ち上げは出発点、今後有意義な実験を積み重ねていく。 |
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■地域連携とこれから
プロジェクトでは地域で作る衛星を目指し、地域の中小企業の得意分野を探し、協力してもらっている。そんな地域の企業は10社以上となった。もう一つ、アマチュア無線家たちの協力は重要なものであった。地上アンテナ、衛星アンテナ、無線機、これらはアマチュア無線家の協力なしではできなかったであろう。
我々の研究室は、こうして実宇宙システムを開発できる技術を身につけた。香川衛星KUKAI打ち上げ後には、2009年夏に弾道飛行ロケット実験、2010年には全国の大学が協力して開発する衛星、さらに香川衛星2号機へ、と計画している。 |
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